父の話を聞くのが好きだった

ふと思い出して検索してみたけれどこれといって引っ掛からなかったので、今回の話は、書き留めておこうと思った。

私は親の話を聞くのが好きで、よくいろいろ聞いていたのだけれど、今回もその中の一つ。聞いていて、一番へ〜っとなった、中馬場・上馬場の話をしようと思う。

一般の人は、中馬場?上馬場?となると思うのだが、検索してもらうとすぐわかる埼玉県八潮市にある地名である。区画整備とかでおそらく残っているのはほんのごく一部だと思う。

私は、その辺りで生まれ育って、おそらく町内会が上馬場に属していた。

ちなみに、読み方は
上馬場(かみばんば)
中馬場(なかばんば)
で、なかなか声に出すと楽しい響きだ。
※あくまでこの辺の地名としての読み方

で、この上馬場・中馬場の由来だけれど、松尾芭蕉も歩いたという、草加宿と関係がある。

八潮市と隣接する草加市は、日光街道および奥州街道の2番目の宿場町である。 この草加宿に馬で旅人達がやってくる。そして、その馬を休める場所が、隣の八潮市にある馬場なのだ。そして、上馬場と中馬場、文字だけ見ると上馬場が北側にあるかと思いきや、東西に並んでいて、草加宿に近い西側に上馬場がある。これもまたなるほどとなる。

ちなみに、戦争に行ったおじいちゃんは、この馬場町出身ということで、前線には出ずに馬の世話を任されたから無事に帰ってきたみたいな話も聞いた。

文字だけ見ればなんとなくそんな予想は立てられるけれども、自分が普段から何気なく使っている言葉と、知識が紐づく瞬間てとても楽しい。

そして、こういう話もとても好きなので、そういうのあったらください。

また何か思い出したら書こうと思います。