Amazon Primeで最近見た映画について

お題「ゆっくり見たい映画」

Amazon Primeで最近見た映画について
prime videoはAmazon Prime会員に登録していれば大体無料で見れます。
気づくと作品追加されているので、チョコチョコ見ています。
昨今は、なかなか外出もできずに暇を持て余しているかと思うので、いくつか最近見た中でよかった映画を紹介します。

デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム

デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム

デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム

  • 発売日: 2015/09/30
  • メディア: Prime Video
言わずと知れた名作ですね。
サマーウォーズの話の元になったとも言われる細田守監督作品です。
デジモンに乗っ取られてしまった東京を舞台に、主人公がネットの世界に入り込み戦うという内容です。
これ、41分しかないんですよ。41分の中にあれだけの内容が詰まっているんだと思うと驚きですね。無駄なコマが一コマもないんです。1秒も無駄になっていない。冒頭、音楽に合わせて証明が明滅する団地が映されるんですが、それさえも街の混乱を示す一コマとして無駄になっていない。光子郎くんがお茶を飲みすぎておしっこ我慢してるのも無駄ではないんですよ。すごい!
他にも、ネット世界に入り込んだときだけ、主線が赤色で書かれていたり細かいところまでチャレンジングな工夫がなされていて、今見ても映像が新しいなと感じる作品です。以前見たことがある、という人でももう一度見てみると新しい発見があると思います。

ペンギン・ハイウェイ

ペンギン・ハイウェイ

ペンギン・ハイウェイ

  • 発売日: 2019/12/01
  • メディア: Prime Video
こちらも大ヒット作ですね。
森見登美彦原作の映画。お姉さんとペンギンの謎を解き明かすために奮闘する少年の物語。
森見登美彦といえば、『夜は短し歩けよ乙女』に代表されるような、めんどくさくてどうしようもない阿呆大学生が主人公のイメージが強いですが、この作品では、賢くて真面目な少年が主人公で原作を読んでた当時も登美彦氏は毛色を変えてきたな?と思いました。
ただ、文字と映像だとやはり圧倒的に映像映えする作品だなと思いました。
大量に増殖するペンギン、浮かぶ巨大な水「海」、少年が研究するお姉さんとお姉さんのおっぱい。
どれも、みることでしか伝わらないワクワク感があるなと思います。 デジモンもそうですが、ペンギン・ハイウェイは大人から子供まで家族みんなで楽しめる作品なのでまだ見たことがないという方はぜひ。

※原作ももちろん、とびきり面白いので読んでみてください。

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密

私はこちらの作品、prime videoで初めて知りました。
第二次世界大戦時に、ドイツの世界最強と言われた暗号「エニグマ」の解読に挑んだ天才数学者アラン・チューリング氏の物語です。
毎朝新たな暗号文が発行されるエニグマ。暗号文は毎回異なり、それを複合するキーも毎日変わる。暗号の解読は手作業で行われ、解読にかかる時間は少しずつ短くはなっているものの、それでも解読したときにはその日が終わり、次の日にはまた新たな暗号が発行される。その無意味な作業に気づいた主人公は一人エニグマをオートマティックに解読する機械の作成を始めます。
主人公が超絶コミュ障なので、周りの協力を仰ぐこともできず、理解もされず開発も進まずと序盤は苦しい展開です。しかし、途中加わった女性を起点にチーム全体が主人公に理解を示し始めます。チームで作業を行うと、一人ではできなかったことができるようになる。チームで動くことの意義を再確認しました。
みんなで時間をかけてせっせと解読していた作業が、ものの数秒でアウトプットされた時の感動は、感慨深いものがありました。 「作ったプログラムが正常に動いて、人力の作業を消滅させる」プログラムを書く人であれば一度は体験しているのかなと思います。
それで世界を救ったのであれば尚のことすごい。

おまけ 英国王のスピーチ

英国王のスピーチ (字幕版)

英国王のスピーチ (字幕版)

  • メディア: Prime Video
第二次世界大戦の開戦を宣告した英国王のスピーチ
こちらはぜひ、「イミテーション・ゲーム」とセットで見ていただくと、「このスピーチ!!!」となるのでおすすめです。
戦争をテーマにした作品に対して、こんな言い方してはいけないのかもしれませんが、スピンオフ作品みたいだなと思いました。
別の切り口で作られた作品を見ることで、その時代をより立体的に知ることができて新たな発見になりました。